【特殊清掃】トラブル仲裁も仕事のうち!?
2023/03/06
特殊清掃関連はどうしてもトラブルが起きがちです、たとえば一番多いのは大家さんvs賃借人(保証人や遺族)そして他の入居者vs管理会社や大家または私たち。
どんなトラブルでもとりあえず私たちが中に入っておさめることが常です、それは作業を円滑に行うためです。
集中砲火を浴びてた大家さん
品川区大井のアパートで孤独死が起きすぐに処理してもらいたいと、そのアパートを管理する会社から一報を受けた。
まずは、近隣に漏れてる臭いと外に飛び回ってるハエをなんとかしてほしいということでしたので、特殊清掃一次処理の準備をして向かいました。
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およそ1時間ほどで現地に到着すると、下の駐車場で人の輪ができてます。
1人の男性をぐるっと囲むように4~5人の男女が何やら責め立てています、そのアパートに住む住人が物件オーナーに対して「早くなんとかしろ!」とまくし立ててるのです。
集団は私たちを見つけると駆け寄ってきて、消毒の人よね?さっさとやって!とさらに追い立てます。
気持ちはわかるんですが、こちらとしても手順を踏まなければいけません。
大家さんに挨拶をし、状況のヒアリングと現場の確認、作業内容の提示と料金の提示、お支払方法など着手までに行うことはたくさんあります。
私たちもボランティアではない以上そのあたりをキチンと決めてから作業しないと後々面倒なことにもなりかねません。
住人らしき方たちにもそのことを伝えた上で、あと1~2時間もすれば臭いもハエも止まると説明し作業に取り掛かったのです。
このように、大家さんや管理会社ときには私たちにさえ怒りの矛先を向ける方たちがいます、特殊清掃は急を要する事案も多く、今回のように周りが殺気立ってる場合もあるのですが、起きたものは仕方ありませんし、この孤独死現場の場合は早急に対応した大家さんが責められるものではないのです。
まごのての特殊清掃一次処理というシステムは、近隣住人や大家さんのために開発されたサービスです、一刻を争う孤独死現場の除菌や消臭、清掃はまごのてにお任せください。
怒りの矛先がこちらに向いた特殊清掃現場
少ないですが私たちに怒りの矛先が向く場合だってあります、孤独死発生から特殊清掃着手まで時間がかかりすぎた場合に多い現象です。
大手管理会社からの依頼で向かった先のマンションでは入室し作業開始するや隣の部屋の住人が飛び込んできて大声で怒鳴り散らかしました、内容は遅いだのくさくてたまらないという内容でしかもこの件の通報者だということでした、においが原因で発覚孤独死はそれこそ1分でも早い対応を行わなければいけないのですがなんと3週間近くも何もしてなかったのでお怒りはごもっともと言わざるを得ませんでした。
大家さんと賃借人との紛争解決
直接の当事者ではない他の入居者が絡むトラブルはとにかく先の見通しを示しもう大丈夫ということを伝えるとだいたいは収まりますが大家さん(不動産屋)vs賃借人となるとなかなかそうはいきません、もし初期の対応が遅ければそれについての揉め事、その後費用や原状回復などけっこう後々まで引きずる場合があります。
初動遅れは私たちの見解では遺族や連帯保証人に処理を任せきりにした大家側(不動産屋含)にもあると思います、まったくの素人であるご遺族がそのようなことは知りませんしましてや身内の死を知らされてそれどころではありません、ですから本来は大家さんや管理会社主導で初動は行うべきなのです、もちろん費用関係の了承を得た上でですが。
費用負担関係のトラブルも多いですがそれこそ法やガイドラインに則って行えば双方納得できるところで落ち着くことが多く私たちの場合は費用面でトラブルが起こりそうだなと感じたら早い段階で中に入り詰めていくようにしています、と言うのも費用負担が決まらないと集金ができないという側面もあるからです。
株式会社まごのてではご要望によって現場ごとの意見書を顧問弁護士から交付してもらい紛争を未然に防ぐよういたします(意見書発行3万円) また宅建士や行政書士も在籍していますので法的なアドバイスも可能です(代理交渉は不可)