自殺の特殊清掃現場で発見したノートとメモ

2022/06/12

自殺のあった部屋の特殊清掃現場は孤独死と違って一種独特の空気があります。
孤独死と違う点は、その部屋の主が明確な意思をもって命を絶ったことです、ですから最期の念が部屋に残ってるような気がするのです。

なぜ死ぬ必要があったのか、なぜ死ななければならなかったのか?
私たち特殊清掃スタッフはそんな『なぜ』に接し目の当たりにする機会も多いのです。

特殊清掃data

地域:東京都豊島区 1LDKマンション 自殺の特殊清掃
依頼者:管理会社

作業者コメント

本日は豊島区のマンションの特殊清掃に伺いました。
家財や部屋にある物から女性でしかも若い方であることがわかります、しかも死因は健康器具を使った首吊り自殺でした。

発見は死後1週間ほどでしたので、部屋が汚染されている様子ではありませんでしたが全体的に散らかりプチゴミ屋敷状態でした。

私は遺体痕があった場所の処理はしませんでしたが、床面に落ちてる物やデスク周りの片付けをしていました、その時にあるノートのような物が目に留まりました。

なんとそれは亡くなる2週間ぐらい前から書き綴られていた、いわば遺書のような日記でした。
そこにはある男性への想いが綴られ、どうして自分はこんなに苦しまなければいけないかを切々と書いてありました。

亡くなる1週間前付近からは、内容が変わってきて明らかに死ぬ意思を書きなぐっていました。
涙が止まりませんでした、誰に宛てて書いたのだろうか?前半はその男性へ、後半は自身の意思を固めるためにも見えました。

他のスタッフも床面にあったメモのようなものを見つけました。
おそらく彼女がこの世で最後に書いた文字だと思います「〇〇さん、ありがとう。あなたの心に住まわせてね」

自死の特殊清掃実例はこちら

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死へのカウントダウン、カレンダーの印は何?

黒田が書いた板橋の特殊清掃レポートを見て自分自身の経験を思い出しました。
私がまだ特殊清掃に携わって間がない頃でした、新宿区の自殺の特殊清掃に行ったことがありました。

部屋は家財も少なく、がらんとした部屋だったのですが壁にかかったカレンダーがどうも気になりました、亡くなったと推定される日から10日ほどにわたって印がつけられていたのです。

日にちと曜日の四角のマスの中に〇や×ときどき1とか2の数字も書いてありました、いったいこれは何の意味だったのか?いろんな可能性を考えるのですが明確な答えは出ませんでした。

亡くなった方の年齢からすると、もしかしたら就職活動をしていて、面接に行った会社の数とか合否じゃなかったのだろうか?
それともギャンブルにどっぷりハマり勝ち負けを記したものだったとか。

興味本位や怖いもの見たさじゃなく、そんな最後の気持ちに思いを馳せることも私たちの務めだと思います。

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上記エリアで直近のご依頼事例

豊島区目白で孤独死、一報から60分で到着し一次処理着手。
豊島区南長崎で孤独死、一報から70分で到着し施工。
豊島区池袋で自殺、一報から65分で到着し特殊清掃着手。


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