この特殊清掃現場は孤独死?自殺?事件?
2022/06/12
依頼者と依頼方法:不動産管理会社、電話でお問合せ。※既存契約あり
作業担当者のコメント
この現場は未だに本格的作業に着手ができていません。
本日で3週間経過ですが、警察より立ち入り許可が出ていないため、居室内の物に一切触れることができないのです。
ですが、隣の部屋や廊下に臭いが漏れ出てることと、ハエが湧いてるため、特別に許可を得て消毒と消臭剤噴霧、ハエの処理だけを行ってる現場です。
ハエの数は前回より少なくはなっていますが、異臭濃度は濃くなっています。
床面の遺体痕がそのままですから、臭いは日増しに強くなる一方です、早く本格的な特殊清掃を行わないと近隣住人がかわいそうです。
やっと立入り許可が出て着手できました。
遺体痕がそのままだったので、汚染されたカーペットなどの傷みがひどかったです。
壁や窓は遺体から出た体液が付いたハエが飛び回り汚染を拡大していたので、壁紙除去後は下地の石膏ボードもしっかり洗浄し、窓や撤去できない木部等もしっかり洗浄しました。
家財道具はそう多くありませんでした、貴重品のチェックを行いましたが特に何も出ませんでした。

株式会社まごのては特殊清掃作業者はすべて正社員で行っているので技術、安心ともに万全です。
事件性がある場合は特殊清掃に着手できない
この板橋区の現場のように、何らかの不審点がある場合なかなか立入り許可が出ない場合があります。
この現場の場合は管理会社が警察に頼み込んで、立入り許可が出るまで簡易的な消毒と消臭をOKしてもらったのです。
夏場に本人が特定できないほど腐敗した場合もDNA鑑定になることがあり、長いと2~3週間も立入り許可が出ないことがあります。
過去には一時的な立入り許可をお願いしたケースがいくつかありますが、その判断は担当する警察官で変わるようで、制限付きで認められる場合もあれば、まったく認められない例もありました。
ちなみに、この流山の場合はご遺体発見から約1ヵ月で立入り許可がでました、不審な点はあるものの自殺と判断されたようです。
『不審な点』とはなんだったんでしょうか?もしかして殺人事件の可能性もあったのでしょうか?
料金が安い特殊清掃業者をお探しのお客様
昨今日本国内の景気があまり良くないことからなんでも安く料金を抑えようとする動きがあり特殊清掃にもその波が押し寄せています。
確かにどの立場から見ても突然降って沸いたようなことで当然そのような費用は考えてもいなかったと思います。
投資マンションのオーナーの場合仮に月10万円で貸してる部屋がありその部屋の年間利回りが10%だった時年間の収入は単純に120万円の手残りとなります。(あくまでも仮定です実情には即してません)
もしその部屋で孤独死などの事故があり賃借人に相続人や連帯保証人がなかった場合は原状回復にかかる費用はすべてオーナーさん持ちとなってしまいます。
このような場合下手すれば1~2年の手残り分が軽く吹っ飛んでしまいますので出来れば費用は抑えたいと考えインターネットで安売りを掲げる特殊清掃業者に相談してしまうのです。
結果臭いが取れない、施工が不十分といった不具合が起きいつまで経っても入居募集ができないもしくは他の特殊清掃業者に再施工を依頼しなければならず結果的に大損となってしまいます。
そもそも特殊清掃業者の役目とは
特殊清掃業者が行うべきことは最終的に部屋を原状回復し元通りにすることです、たとえリフォーム工事を行わないにしてもその端緒につけるよう行うことです。
安値を掲げる特殊清掃業者はその意識がありません。
だから目の前だけ取ってつけたような適当な作業を行うのです(実際他社の手直し施工依頼は増加傾向)
弊社も含めそのような認識がある業者は安く特殊清掃を行えるといった無責任なアナウンスはしません(できません)文字通り特殊な作業ですから万全を期す必要があり工数が増えれば増えるほど料金に反映されるのは当然なのです。
ですが青天井で施工費を請求するという意味ではなくきちんと裏付けがある料金提示を行いそして施工したことによる効果をご説明いたします。
このような観点から特殊清掃業者を探すとたくさんあるように見えて東京近辺でもそう選択肢が多くないということがお分かりいただけると思います。