生活保護者が孤独死の場合どこから清掃費用が出るのか?

2018/09/06

生活保護者が孤独死した場合どこからお金が支払われるのか

孤独死の場合、各行政区でこんなにも違いがある!

ここ最近で扱った生活保護者が孤独死した場合の行政の対応をご紹介します、もしかしたら裏技?的なこともあるかもしれませんので具体的な地名は割愛します。
 

1.23区内のある行政区

ファーストコンタクトは生活保護課から、結論から言うと費用の一部が行政から出た!ただし正攻法ではなさそう。

死後1ヵ月超の孤独死、一次処理、残置物撤去、防臭処理でトータル35万円でしたが20万円が管理会社が負担し行政が15万円出しました。
生活保護は基本的には死亡した時点で打ち切りが原則、なんで出たのか?

この行政の場合は請求書の日付を生きてたであろう日に打ち直して発行しお金も振込ではなく書留での決済でした。
 

2.23区内のある行政区

ファーストコンタクトは賃貸のオーナーからでしたがお金は何故か満額区から出ました、しかも日付の改ざん等なしです。
そんなに小さな金額ではありません、日数も2ヵ月ぐらい経過してましたし汚染状況も深刻で解体部分が広範囲でした。
50万円近い金額がどんな名目で支出されたのかはいまだに不明です。
 

3.某県某区の場合

相談の電話をしてきたのは管理会社です、死後2週間程度で発見された60代の生活保護者。

ニオイも虫も出てることからすぐにでも一次処理を行うほうがいいと進言するも「お金の出どころ」で躊躇ってました、本当はそんなの後で考えれば良くてとりあえずは管理会社か大家さんが建替えればいいのでは?と言うと生活保護から出ませんかねえ、などと言う。

結果から言えばここは1円も出ず大家さんが満額負担しました、ただし特殊清掃部分は大家さん負担で残置物の撤去分については家賃保証会社から出るということで内訳の操作はしました。
 

4.23区内の行政機関

生活保護者の男性が孤独死しました、と最初に電話してきたのは保護課のケースワーカーでした。
笑ってはいけないけど言った言葉がこれです。

「こんな場合どこからお金が出るんでしょう?」

その判断をこっちに聞くか?逆に保護課からは出ないのですか?と聞くときっぱり「出ません」だと。
ただ賃貸のオーナーにそっちでなんとかしろと詰められ困ってるということでした、ですが少なくとも私たちがボランティアでやるわけにはいかないのです。

電話だけで3日ほどやり取りした後どういう経緯だか知りませんが満額行政から出ました、ただし本来やらない現地調査をし何枚も書類を提出してのことでした(それをやって処理が遅れるほうが後々不具合がでるのに)
 

過去2年およそ20件の生活保護者が孤独死した場合のお金の出所内訳 (遺族支払い分は除く)
 

  • 満額行政側から出た例 3件
  • 一部行政から出た例 3件 
  • 満額大家さんもしくは家賃保証会社 9件
  • 満額管理会社 3件
  • 保険会社 2件
     

ただしこれはまごのてに支払われた先ですので管理会社となっていても実は大家さんであるとか、大家さんだけど実は保険会社という場合もあるかもしれません。

満額、一部の違いはあれども行政側から出てる例が本当に例外的なものなのか裏技なのかはわかりませんが死亡した時点で生活保護は打ち切りが原則のようなので(葬祭費は出る)本来であれば出る望みは薄いのかも知れません。

ちなみにゴミ屋敷片付けに関する相談を生活保護のケースワーカーからされることも多いのですが生活保護者のゴミ屋敷片付けを行政の費用で行う例はほとんどなく過去3年だけみてもある区を除いては5件程度でしかも限度額あり、ある行政区だけは例外で直近3年で15件しかも金額上限なしという納税者に知れたら問題になりそうなところもあります。

もし自分の所有する物件に生活保護者を入居させる。もしくは今後入居させる予定なら必ず大家さん側の火災保険の特約に入っておくことをオススメします。


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