【孤独死とゴキブリ】食い荒らされたご遺体

2018/08/16

孤独死現場の食物連鎖

ゴキブリが湧くとネズミがよってくる

孤独死現場に発生する虫の代表格は言うまでもなくウジとその成虫であるハエですが他にもいます、それはゴキブリです。

これらはいわゆる腐臭に集まるムシでゴミ屋敷にも当然居ますし孤独死が起こり時間が経ってしまった場合でも集まってきます、これらは時間が経てば経つほど大きく成長し数百いるであろうゴキブリに囲まれたときには慣れた私たちですらビビリます。

こんな小さなエリアの中でも食物連鎖はちゃんと起こりこのウジやゴキブリをめがけてネズミが寄ってくるのです、それだけですめばいいのですがネズミはご遺体を食い荒らします。

大げさな表現ではありません、まさしく食い荒らすのです。

葬儀会社や特殊清掃を依頼されたご遺族の話によると顔の半分の皮膚がほぼ無かった、耳がなかった、指も欠損していた(もちろん腐乱の進行もあるとは思います)というのはよく聞きます。

このような話を聞くと孤独死そのものは仕方ないことだと思いますが早く発見する仕組みが必要だと切に思います、ご遺体が損壊してるという状況は故人の尊厳を大いに毀損するものではないかと思うのです。

東京都中野区で扱った死後20日ぐらいの孤独死現場でのこと、遺体痕は部屋の布団とその周囲で本当に眠りながら亡くなったようでした、ここも一次処理でお伺いしとりあえず遺族が部屋に入れる状況を作りにいったのですがどうも違和感を感じる部分がありました。

遺体痕から離れた場所に肉片?のような本当に小さな塊がそこらかしこに見えるのです、間接の骨とおぼしき小骨もあるようです、警察が遺体の搬出時にご遺体の一部をそのままにしたりすることがよくあります(多いのは頭皮)最初はその類いかと思ったのですがどうもそんなカンジではない。

こんな場合はご遺族に聞くしかないのですが言葉を慎重に選びながらご遺体の状況を聞きました、すると警察でもネズミに一部食べられてるということを聞いたということでした。

ネズミは餌を巣に持ち帰る習性があるから困ります、ご遺体の一部が見えないエリアに落ちてる可能性がある!完全に食べていればいいけど少しでも残っていればいつまでも消臭が完了しません、これは大変な処置になるかも知れない。

幸いにしてこの家は遺品整理後には解体し更地にして底地権者に返還することが決まっていたので良かったですがもしマンションだったりしたら大事だったかもしれません。

特殊清掃,ネズミ,孤独死

ゴミ屋敷住人は孤独死しやすいのか?

このサイト内にも孤独死しやすい人、その前兆としてゴミ屋敷化しているというのを上げています。

確かにゴミ屋敷化してることのほうが多いのですが果たして因果関係はあるのでしょうか?孤独死=突然死です、急な体の変調は部屋の状況と関係なく襲うはずです。

<ゴミ屋敷だから突然死のリスクが高まる>
おそらくそんなことはないです、不衛生な場所で暮らしてるのですからそれが原因で何らかの病気を抱えることは否めなくもないがあまり関係ないような気はします。

各サイトでも再三書いてますが孤独死(突然死)はある意味生きる者の宿命で誰もがその可能性を持ってます、一番問題なのは早期発見できるかどうかです。

◇ごみ屋敷化してるということは一人暮らしの可能性が高い。
◇ゴミ屋敷化してるということは家族関係が希薄。
◇ごみ屋敷化してるということは近隣との人間関係も薄い。
◇ごみ屋敷化してるということは福祉関係のサービス拒否の可能性が高い。


どうもこのあたりに原因があると考えてます、他人との交流がないというのが一番の原因です。

孤独死で発見が遅れる年代は50~60代が最も多く次いで70代前半です、世の中の認識としてそれなりの年齢の人が多いと考えてるようですがけっしてそんなことはありません。

50~60代で突然亡くなり発見が遅れた方の職業は圧倒的にブルーカラーの職業が多い、ある日出勤してこなかったとしても何とも思われない職場ということです、職場が問題というより積極的に人間関係を築いていなかった、もしくはその必要がないということだと考えます。

70代以上の場合はサービス拒否もしくは受けられるべきサービスを受けていなかった、これは福祉関係ではけっこう大きな問題らしく一定数「他人の世話にはならん!」というタイプがいるらしいです。

つまりゴミ屋敷と孤独死の因果関係とは対他人との関係ということになります、常に人との交流がある人はゴミ屋敷になりにくい、人は人との繋がりがないとやっぱりどこかおかしくなる、万が一のことがあっても発見してもらえないという図式と考えます。

ネズミとゴキブリが大量発生していた孤独死現場

大田区大森北で発生した孤独死40日前後で発見という一報で早速一次処理に向かった。
かなり古い木造戸建てで外から見てもなんとなく傾いてるようにも見える、遺体のあった場所は奥の居室ということで玄関から廊下を進むとなにやら足音のようなものが聞こえる。

かさかさ・コトコト・・・

遺体現場となった場所に目をこらすと黒く動くモノがびっしりとたかってます、ゴキブリです。
遺体痕のついた布団にゴキブリが群生すかのように張り付いてます、そして部屋の隅や天井からは間断なくコトコト・・・と小さな足音

ネズミも大量にいるようです、大量のゴキブリとネズミに睨まれてるような錯覚に陥ります、けっして気分のいいものではありません。

このように孤独死現場ではウジ、ハエ、ゴキブリは当然ですがネズミなどの小動物も現れます。
過去にはハクビシンや猫、イタチに食い荒らされたご遺体もありました。


孤独死,ウジ

【絶対にあきらめるな!】

これはまごのてで保有する人気ブログからの転載です。

この桜の頃に究極の現実逃避をする人が後を絶ちません、去年も一昨年もその前もそして今年も・・・みんながみんな思い通り希望通りの春じゃないのは世の常、希望に満ち溢れた春を迎える傍らで失意のドン底からのスタートを余儀なくされてる人も一定数いる。
 

花に誘われ外に出たものの幸せそうな人々の顔を見るにつけ今の自分と比べてしまいさらに加速させてしまったのか、それとも花が咲いたのも知らず引きこもっていたのか?とにかく究極の現実逃避へのスイッチを押したのです。おそらく外は外は満開の頃だったはず。
 

花びらが舞い散る何年か前の自死現場でした、玄関ドアのヒンジに体を預けたため流れ出た体液が廊下に漏れたため比較的発見は早かった、遺体痕処置と家財の撤去が私たちの任務となった。
 

部屋の中の家財は少なめ、直近は少し荒れた生活だったのかゴミが散乱し文字通り男やもめにウジが湧くの表現通りの部屋でした、気になったのはカレンダー、その日を含めて〇や×そして会社名と思われる文字が囲みの中に記されていた、これは何を意味するんだろう?丸と×の規則性はない、×ばかりかと言えば○もある。
 

いろんな仮説を立ててみるけどどうもしっくりこない、最期となったその日の記号は〇・・・

何かに悲観してそれを選んだのは間違いないけどそれが何だったのかいまだにわからない、ただ言えるのは戦うことをあきらめて放棄したという事実、3年前にはゴミ部屋を大家さんから片付けるように言われ期限までに片付けないと強制退去と宣告された人が大家さんあてに謝罪文を残して自死した、片付けることをあきらめて究極の現実逃避。
 

それぞれ理由があるんだろうけど少なくとも絶対あきらめないという気持ちがあれば戦うすべは見つかったはず、ある企業再生のコンサルタントはあと3時間で不渡り確定の社長さんに「3時まであきらめるな!たとえ金がなくても」というらしいです、これを30分ごとに言い聞かせ紙に書かせるだけでなんと最後の1~2時間で回避できる何かが起こることがあるといいます。 

お片付けもそう、もっと言えば生きることに執念を燃やせば必ず突破口はあるもんです、絶対あきらめるな!


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