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- 【特殊清掃】孤独死発覚から原状回復完了までの正しい流れ
部屋が部屋として機能する特殊清掃とは
原状回復までの正しい手順
孤独死などほとんどの人は遭遇することはありませんしもし起きたとしても正しく原状回復まで行う方法をご存じの方はそういません、誰もが知らなくて当然のことです。
この章では特殊清掃業者とは何を行うのかでもお知らせした4つのフェーズについてさらに掘り下げてご案内いたします。
1.初期の消臭と清掃(特殊清掃一次処理)
これは弊社独自に行ってる作業で他社ではあまり行っていません、ですがこの特殊清掃一次処理の役目は重要で下記の目的のもと推奨しています。(推奨理由は次章に記載)
1.遺族や関係者が入室可能な状態にすること。
2.周囲への臭いや虫の被害を止めること。
特殊清掃一次処理で行う作業内容
1.表面の遺体痕除去(血液や体液)
2.初期の空間除菌消毒
3.汚染物の撤去(布団や衣類など)
4.ウジやハエの害虫駆除
5.周囲への臭い漏れ止め
6.オゾン燻蒸(90分未満)
また、特殊清掃一次処理終了後に家財撤去や防臭処理など今後何をすべきかをその場でご提案いたします。
今すぐに特殊清掃一次処理を推奨する理由
1.周囲が臭いで困っている、遺族すら中に入れない
孤独死などがあった場合当然異臭が周囲に立ち込めており特に集合住宅の場合は近隣の部屋に大きな影響を与えています。
お互い様という言葉がありますが孤独死をはじめてした腐敗臭は到底耐えられる性質のものではなく一刻も早くなんとかしてもらいたいというのが本音です。
特殊清掃一次処理の目的はこの周囲への影響を最小限に留めるという目的もあり、いち早く初期の消臭を行うことにより安心感と信頼を得ることもできその後に控える家財撤去や原状回復工事もスムーズに進みます。
2.遺体痕を踏みつけにする行為をどう思いますか?
この特殊清掃一次処理は周囲への配慮のためともう一つはご遺族や関係者のためでもあります。
いくら縁遠かったとしても身内の最期の場所を見たい、遺品整理のため入室したいという要望は当然あります。
ですがやはり孤独死現場特有の腐敗臭や凄惨な状態の部屋を見たくないという(見れない)ご遺族が大半です。
そして孤独死現場には見えない菌やウイルスも飛散しており危険です。
つまり特殊清掃一次処理はご遺族関係者が臭いや見た目のインパクトに対してストレスなく入室できる環境づくりと安全対策のためにも必須と考えます。
そして何よりも遺体痕の周りを見知らぬ他人がズカズカ上がり込むのはいかがなものでしょうか?
以前遺体痕があるままで遺品整理業者を何社も呼んでるお客様がいましたがすぐにその場で遺体痕の清掃をすることを進言したこともありました。
同じ考えで特殊清掃を行わずに残地撤去作業を行ったりリフォーム見積りを呼んだりすることも倫理的にも作業工程的にも大いに疑問であると考えます。
いわば家を建てるのに基礎工事を行っていないようなものでぬかるみや砂地に建物を建てるようなものと同等です。
孤独死などが発生したらやらなければいけないことは山積みです、しかも経験がないのですから、何から手を付けるべきかわからなくて当然かもしれません。
だとしても、まずは遺体痕をキレイにして花やお線香を手向けてからでも遅くはないと思います。
2.遺品整理や家財の撤去
特殊清掃一次処理が済んだらご遺族や関係者が入室可能となりますので遺品整理や貴重品のチェックを行ってください。
室内を空にする必要がありますので(賃貸の場合)家財の搬出も行います。
この作業は弊社にお任せいただいても構いませんしご遺族で行われても問題ありません。
遺品整理を作業メニューに掲げてる業者もたくさんあるように見えますが本来の遺品整理代行とはかけ離れた認識の業者が多く存在しますので業者選びは慎重に行いましょう。
また弊社が推奨する特殊清掃一次処理を行わないまま家財撤去を行う例が多く見られますがこの方法はオススメできません。
まず孤独死がある相当日数経過した現場は雑菌やウイルスが飛散し危険です、そして遺体痕があるままこのような作業を行ってしまえばそれらを踏みつけてしまうことになり汚染されていない場所にまで汚れを拡散させてしまいます。
ですから基本的な順序は遺体痕の除去(特殊清掃一次処理)→遺品整理(家財撤去)です。
まごのての遺品整理のご案内はこちら
3.部屋が部屋として機能するために完全防臭処理
臭いが残ったり後になってにおい戻りが起こるのは遺体痕の処理が完全ではないからです、臭い発生源となる腐敗体液は蒸発することなくその場所に留まりますので除去が不完全であればずっと臭いを発し続けるのです。
これを除去する方法は大きく3つで洗浄、封じ込める、解体です。
内装解体の必要性、是非は賛否両論あるのですが木部の場合は思い切って除去したほうが無難なことも多いです。
ある現場では畳を突き抜け下板まで腐敗体液が染みていました(死後3週間、女性)床下まで遺漏した体液は1階の天井との間の断熱材で止まっていました、もし発見までもっと日数を要していたら1階の天井から腐敗体液が漏れ出して大騒ぎになるところでした。
一見染みがあるだけに見えるフローリングでも死後日数によっては下地にまで流れ広がっている可能性があります。この目に見えない部分の腐敗液を1滴でも残せば永遠に臭い続けます。
床下だけではなく遺体痕のあった場所によっては壁面の石膏ボードも腐敗体液を吸い上げてる場合があります、内装解体についての見解はさまざまあるのですがリフォームを行う業者がその知識があるかどうか不明なため腐敗液の付着が疑われる部分の処理は特殊清掃業者が行うべきと考えています。
強力オゾンで建材の奥深く浸透した臭い粒子も完全除去
壁紙やその下地、衣類や建具、浮遊している埃にまで臭い粒子は付着しています。それらの徹底除去を行ってはじめて消臭脱臭作業が完了するのです。
使用薬剤は状況に応じて複合二酸化塩素、次亜塩素酸水などで除菌し、オゾン脱臭機を使用します。
また効果測定は人の感覚プラス臭気センサーで数値化します。
センサーで数値化することにより感覚的なものから視覚化することによりどれだけ臭気が下がったか客観的な判断が可能になります。
弊社の特殊清掃で使用するオゾン発生器は世界最高峰のマシン
オゾンショックトリートメントを行える世界最高峰のオゾン発生器を使用しています、国内で販売している中では最高峰のマシンです(価格も最高峰)
OST(オゾンショックトリートメント)法とは、一般社団法人日本除菌脱臭サービス協会に認証、採用されている脱臭法でオゾン発生量7500㎎/h以上、ファン風量260m³/h以上という基準があります。
弊社で使用するオゾン発生器はオゾン生成量12,000mg/h風量560m³/hというスペックのものを使用しています。
これはまさしく世界最高峰のスペックです、市販されてるオゾン発生器とは別次元で除菌や消臭を行えるのです。
4.部屋を元の状態に戻す現状回復工事
特殊清掃の段階で床材を剥がしたり、壁紙を剥がしたり、建具を外したりすることもあります。賃貸の場合はオーナーさんお抱えのリフォーム会社が入れるようにという場合が多いのでこの状態で引き渡し完了となることが多いですが、弊社は自社の工事部がありますので引続き仕上げまで一貫した施工が可能です。
また不動産のプロである宅地建物取引士や賃貸不動産経営管理士の有資格者も在籍していますので、賃貸経営のアドバイスや売買の仲介や物件の直接買取も可能です。

特殊清掃は正しい手順で行えば必ずにおいは消えます
特殊清掃のプロの意見としては孤独死などが原因のにおいは確実に消えます。
ただし正しい手順で行った場合のみです。
上記の流れで特殊清掃から原状回復まで行うことでまた住めるようにまた貸せる部屋に回復させることができるのです。
ですがこのような正しい手順を踏まずにリフォームや家財撤去を先にやる、費用を抑えたいために技術や知識のない特殊清掃業者を選んでしまい失敗する事例が後を絶ちません。
部屋で孤独死などが起きた場合原状回復までの時間と費用はそれなりにかかってしまいます、弊社はけっして安くできますとは言えませんが必ずにおいは消しますし完全な原状回復を行います。
私たちは完全消臭に自信があります、自身があるからこそできる万が一においが消えなければ返金の保証をつけています。
